猫が星見た

映画の感想

アキ・カウリスマキ

街のあかり(LAITAKAUPUNGIN VALOT)

フィンランドのヘルシンキ。警備会社に夜警として勤務する純朴な男、コイスティネン。仕事を終え、夜明けの中をソーセージ屋に立ち寄って帰るだけの毎日。不器用な性格ゆえか、同僚からも疎まれ、恋人はおろか友人すらもいない、文字どおり孤独な日々。ある…

過去のない男(Mies Vailla Menneisyytta)

同監督の「浮き雲」に展開が非常に似ている。カンヌで賞を獲っており、カウリスマキ作品の中で最もメジャーな作品であるが、いつもほど殺伐としていないので不幸→幸福のありがたみをあまり感じず、不思議なことに私にとってはカウリスマキ作品の中で最もイン…