猫が星見た

映画の感想

2002年

レッド・ドラゴン(Red Dragon)

FBI捜査官のグレアムはレクター博士の助言を受け、連続殺人事件を捜査していたが、とあることから事件の真実にたどり着き、レクター博士が犯人であることを確信し、格闘の末に彼を逮捕する。グレアムはこの事件が元で精神的疲労からFBIを退職。フロリダで家…

緑茶(緑茶)

大学院に通う地味で内気な女性ファンは、理想の男性を求めて見知らぬ相手とのデートを繰り返していた。この日現われたのはサングラスをかけたキザな男ミンリャン。いつものように緑茶を注文するファン。友人から“一杯の緑茶で愛の行方が占える”と教えられて…

ベジャール、バレエ、リュミエール(B COMME BEJART)

2001年2月。モーリス・ベジャール率いるベジャール・バレエ団では、新作舞台「リュミエール」の準備が進められていた。“リュミエール=光”をコンセプトに、映画やバッハ、シャンソンといったものを重層的に織り込んだ壮大なバレエ。稽古場でダンサー一人ひと…

ボーン・アイデンティティー(THE BOURNE IDENTITY)

ある嵐の夜、イタリアの漁船が洋上に漂う意識不明の若い男を発見する。引き上げられたその男の背中には弾痕があり、皮下にはマイクロカプセルが埋め込まれ、それにはスイスの銀行の口座番号が印されていた。男はなんとか息を吹き返すが、記憶を失っており、…

エトワール(TOUT PRES DES ETOILES)

300年以上の歴史を誇るパリ・オペラ座。そのバレエ団は、“星”を意味するエトワールと称される最高位のダンサーを頂点にし、プルミエ・ダンスール、スジェ、コリフェ、カドリーユと続く完璧な階級社会。そもそも、一握りの選ばれし者のみが団員になれる世界。…

ソラリス(SOLARIS)

ある日、心理学者クリス・ケルヴィンのもとに、惑星ソラリスを探査中の宇宙ステーション“プロメテウス”の調査依頼が舞い込んだ。ステーション内で不思議な現象が頻発し、地球との交信も途絶えてしまったというのだ。さっそくプロメテウスに向かったクリスは…

過去のない男(Mies Vailla Menneisyytta)

同監督の「浮き雲」に展開が非常に似ている。カンヌで賞を獲っており、カウリスマキ作品の中で最もメジャーな作品であるが、いつもほど殺伐としていないので不幸→幸福のありがたみをあまり感じず、不思議なことに私にとってはカウリスマキ作品の中で最もイン…

クジラ島の少女(Whale Rider)

マオリ族の伝説を描いたネイチャー色の強い作品。公開当時なかなかの評判で気になっていたのを今更観たがまあ普通だった。押し付けがましい感動色がないのがいいが逆に引っかかりもないので特に人に薦めたりはしないと思う。しかしなー、この少女は悲観的だ…

8人の女たち(8femmes)

新旧豪華女優たちがおくるサスペンス・ミュージカル劇。 フランス女優の底力と意地とバチバチ光るライバル心を見る。お得な一品。 八人八色の美女たちが図太く妖艶に、そしてキュートに歌を歌い踊り狂う。しかも下手!なんて素敵なんだ! エマニュエル・ベア…