猫が星見た

映画の感想

80分台

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(Tucker and Dale vs Evil)

幼馴染のタッカーとデイルは休暇をとり、コツコツ貯めたお金で購入した別荘を修繕して滞在する予定である。旅の途中で大学生の集団に会い、奥手のデイルは意を決してそのうちの一人に声をかけてみようとするが、顔面が強面のため、大学生たちに逃げられてし…

求婚

イダは物心ついた頃から修道院暮らし。自由のない暮らしに嫌気がさしている。そんなある日、教え子が隠し持っていたラブレターを自分のものだと庇い、見事修道院追放となったイダは実家に帰るが・・・ Amazon Primeで観ることができる謎のハンガリー映画笑。…

台湾人生

1895年(明治28年)から1945年(昭和20年)までの51年間、日本の統治下にあった台湾。本作は、その時代に青春期を送り、日本人として日本語教育を受けた5人の台湾人にカメラを向け、激動の歴史に翻弄された彼らの人生と、日本に対する複雑な想いを聞き出し…

奇人たちの晩餐会(LE DINER DE CONS)

出版業を営むブロシャンには密かな楽しみがあった。それはバカな人間を招待しては仲間で笑い物にするという晩餐会だ。今回はマッチ棒の工作が趣味という税務局勤めのピニョンという小男を見つけたのだが、当日ギックリ腰になり動けなくなったブロシャンはピ…

once ダブリンの街角で(ONCE)

男は穴の開いたギターで毎日のように街角に立ち、歌を歌うストリート・ミュージシャン。そんな男の前に現われ、あれやこれやと話しかける花売りの若い女。彼女はチェコからの移民で、楽しみは楽器店でピアノを弾かせてもらうこと。彼女のピアノに心動かされ…

一人息子

しみじみ、という言葉が似合う映画。 観ていると現代の私の身にもつまされる部分があってちょっと辛いんだけど、ラストがなんともいえない。 世の中、何者にもなれない人ばかりなのだけど、心の芯から生まれる優しさを忘れなければ人間の存在意味ってのもあ…

ウェルカム・ドールハウス(WELCOME TO THE DOLLHOUSE)

これ、ずっと昔に観たことあった。 その時と一緒の感想、後味わりい。ウェルカム・ドールハウス [DVD]出版社/メーカー: アップリンク発売日: 2003/05/23メディア: DVD クリック: 25回この商品を含むブログ (55件) を見る

クレールの刺繍(BRODEUSES)

望まない妊娠をした少女と、息子を亡くした中年女性が刺繍を通して温かな交流を紡いでいくヒューマン・ドラマ。監督は本作で劇場長編初メガホンのエレオノール・フォーシェ。主人公二人の心の軌跡を、美しい映像で繊細かつ静かに描き出していく。主演は「イ…

40歳問題

年をとるのも悪くない それは“生き方”を問いかける 未だ観たことのない音楽ドキュメンタリー映画 元々はドキュメンタリー映画が苦手なんですが、あの中江裕司監督がドキュメンタリー?ってことで試写会観てきました。出演陣は私よりちょっと上の世代が馴染み…

譜めくりの女(LA TOURNEUSE DE PAGES)

物静かな少女メラニーの夢はピアニストになること。その実現に、並々ならぬ情熱を注いできた彼女だったが、コンセルヴァトワールの入学試験で、審査員を務める人気ピアニスト、アリアーヌの無神経な態度に心を乱され、散々な結果に。これによって夢を諦めた…

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊

鬼才・押井守が士郎正宗の同名コミックを映画化し、日本のみならず全米でも記録的なヒットを飛ばしたSFアニメーション。作画の素晴らしさやデジタルを駆使した画像の美しさはもちろん、押井監督独特のシュールかつ重層的な作品世界が秀逸。また監督自身がこ…

マルタのやさしい刺繍(DIE HERBSTZEITLOSEN)

スイスの小さな村、トループ村。夫に先立たれ、生きる意欲を持てずにただ漫然と毎日をやり過ごす80歳のマルタ。そんなある日、彼女はふとしたきっかけから、若い頃に抱いた夢のことを思い出す。それは、自分でデザインして刺繍したランジェリーの店を開くこ…

新・流星胡蝶剣 秘術VS妖術

明の時代、王朝はツァオ、リーの二大派閥が熾烈な争いを続けていた。ツァオに雇われた女性カオは、リーの密書を手に入れる。だが、リーの一派を皆殺しにしたツァオは、その牙をカオにも向けてきた……。SFXを駆使して描く妖術アクション。 チャンネルnecoっ…

カンバセーションズ(CONVERSATIONS WITH OTHER WOMEN)

マンハッタンのクラシックなホテル。ウェディング・パーティの会場で10年ぶりに再会した元恋人の2人。平静を装いつつも、交わす会話はどことなくぎこちない。やがて、お互いの心の中の探り合いが始まる。そして、パーティも終わりを迎える頃には、2人の距…

緑茶(緑茶)

大学院に通う地味で内気な女性ファンは、理想の男性を求めて見知らぬ相手とのデートを繰り返していた。この日現われたのはサングラスをかけたキザな男ミンリャン。いつものように緑茶を注文するファン。友人から“一杯の緑茶で愛の行方が占える”と教えられて…

彗星に乗って(ON THE COMET)

実写とアニメーションの合成で独特の作品世界を構築するK・ゼマンが、ヴェルヌの冒険小説に材をとっておくるファンタジー。アフリカのある町に駐留するフランス軍がスペイン人や現地の権力者と小競り合いを繰り返している1888年、彗星が地球に大接近、…

ネコのミヌース(MINOES)

新聞記者ティベ(テオ・マーセン)が出会ったミヌース(カリス・ファン・ハウテン)は、木に登ったり、ゴミ箱を漁ったり、魚屋が好きだったり、ちょっと変な女の子。情報通の彼女を秘書にしたティベは絶好調。ある事件が起きるまでは……。 オランダって平和な…

うつせみ(3-IRON)

留守宅に侵入してはシャワーを浴びたり食事をしたりという行為を繰り返しながら転々と放浪生活を続けるミステリアスな青年テソク。ある時、いつものように空き家だと思い込み忍び込んだ豪邸で、テソクはその家の住人ソナに遭遇する。彼女は独占欲の強い夫に…

河内カルメン

男なんかみんな死んでしまえ!と言う河内カルメン最高! それでもいい男がいるかもしれへん!と言って東京行く河内カルメン最高! 日々鬱憤がたまって鬱々と暮らしている現代人は清順映画を観るといい! (2008年6月5日・WOWOWで)河内カルメン [DVD]出版社/…

女性に関する十二章

市川昆作品。 これは結構おもしろい。女性が元気で男性も元気で溌剌と悩んでる所がすごく羨ましい。こちらの気分も晴れる思い。上原謙の西洋かぶれ偽紳士も最高。 昔のアメリカ映画みたいなテンポで非常にお洒落。思わぬひろいものをした。 (2008年5月26日…

羅生門

芥川龍之介の短編「藪の中」をもとに映像化。都にほど近い山中で、貴族の女性と供回りの侍が山賊に襲われた。そして侍は死亡、事件は検非違使によって吟味される事になった。だが山賊と貴族の女性の言い分は真っ向から対立する。検非違使は霊媒師の口寄せに…

サイレン FORBIDDEN SIREN

29年前、謎のサイレンの音と共に一夜にして全島民が消失するという未曾有の怪事件が起きた夜美島(やみじま)。事件は未解決のまま、いつしか闇に葬り去られた――。すっかり平穏を取り戻した現在の夜美島に、病弱な弟の転地療養のためフリーライターの父と共…

処女の泉(JUNGFRUKALLAN)

信仰と復讐、「宗教」の本質を問う最高傑作。ベルイマン自らも最高作と呼ぶ代表作。あまりに有名な鮮烈なラストシーン!(チラシより) シネ・ヌーヴォ九条で日本最終上映と銘打ってベルイマン特集をやっていたので仕事前に行ってきました。この映画館はいつ…

ワンダー・ガールズ 東方三侠(東方三侠)

骸骨!骸骨!骸骨!なんというイマジネーション!!! これをものすごく面白いと思ってしまうのは私がヘンなのでしょうか。映画観て久々に血の沸き立つような興奮を覚えて嬉しすぎます。やっぱり90年代の香港映画は最高です。基本的にかっこいい女の人が活躍…

UFO少年アブドラジャン(Abdulladzhan,Ili Posvyaschayestya Stivenu Spilbergu)

“拝啓 スティーブン・スピルバーグ様 映画を楽しく拝見しました 私の町でも似たようなことがあって───”で始まるとても粋なSF。ここの映画とは「ET」のことを指すのだが、この出だしのセンスのよさだけで私はたまらん気持ちになる。チープ・ゴージャスは私の…

人形霊(The Doll Master)

効果音で結構びびらせてくれるが、話自体はすげーくだらない。くるぞくるぞと思わせる予想を持たせながら、分かっていてもきた時やっぱりびびってしまうということはお化け屋敷であれば一流なのかもしれないがホラー映画としてはどうなのか分からない。とに…

リプレイスメント・キラー(The Replacement Killers)

チョウ・ユンファのハリウッド進出作。 評判が凄く悪かったので流し見したが、ブーブーに言われるほどには悪くないじゃん。最初は正統派に銃撃戦をやっているのだが、ラストで待ってましたの如く二丁拳銃に行き着くのがちょっとおかしかった。やっぱりそこな…

ダウンタウン・シャドー(神偸謀影)

まだまだアイドルってな感じの金城武主演作。アジアン・ミッション・インポッシブル。 科学的根拠薄弱なシーンが沢山あるが、リズム感がよいので楽しく見ていられる。流石は香港映画。エンターテイメントのツボを心得ている。 それにしても結構な頻度で感じ…