皆が知ってる日本の宝。なんだけど、個人的には小津映画の中で1番手でも2番手でも3番手でもなかったりする。捻くれ者だから、でも小心者だから★4つ付けているという私の中では微妙な映画。
名作、ではあるんだろうなあ。でもはっきりと好きです!と手を挙げられないのは、原節子演じる嫁があまりにも出来すぎているからなのである。あそこまで来ると21世紀お気楽人の私としては人間ではない!と思ってしまう。最早神々しい。美しすぎて恐れ多くて近付けない。
私にとって東京物語はそういう距離のある映画なのである。杉村春子がちょっとだけ距離を縮めてくれるんだけれども。
(多分VHS・2003年2月23日)
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