マオリ族の伝説を描いたネイチャー色の強い作品。公開当時なかなかの評判で気になっていたのを今更観たがまあ普通だった。押し付けがましい感動色がないのがいいが逆に引っかかりもないので特に人に薦めたりはしないと思う。しかしなー、この少女は悲観的だと思う。なんとなくマオリ族=陽気みたいなイメージが勝手にあったので、あの年で冷静に死に向かっていくことに違和感を覚えた。父親ですらまだ祖父の呪縛から抜け出てないっていうのに娘の方は達観してるんだもんなー。それが選ばれた指導者ってことなんだろうけどもあまりに少女が淡々としすぎててドラマとしては共感して震えたりは出来ない。終始ドキュメンタリーを観るような心持なのかな。
(ムービープラスにて・2007年7月4日)
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