犬しべ長者の話。アルゼンチン産。
哀愁＋ほのぼの系の映画はやや見飽きているし、佳作が多いジャンルでもあるので、この程度では感動できない。しかも1800円出しているので辛目に観てしまう。とりあえず1800円の価値はない。その上邦題が全然センスがないなあと思う。売る気ゼロの邦題だ。内容が地味なんだからタイトルぐらいもっとガツンとくるものはなかったのか。内容が地味ゆえにそうなって当然か……。
犬に詳しくないのであんなブサイクで肉のたるんだ犬が高級ですばらしい！とか言われるのが納得いかなかった。ブサイクが実は高級、そのギャップがわらしべ的驚きでストーリーを面白くしているのかもしれないが、私はどうしてもブサイクな犬が金の卵とは思えず、本当は金稼げるなんて嘘なんだろ？おっさん（主人公）はだまされてるっていう展開だろ？と的外れにずっと疑ってかかってしまって話の本筋をうまく捉えられなかった。
（シネカノン有楽町で・2003年5月26日）
