なんにせよ、徳平はいい奴だ。
根本的に山田洋二の感覚には寄り添えねえなあという気はしましたが、笹野+壇−(山田洋二+キムタク)はプラスなのではないでしょうか。キムタクの精一杯の演技は正直わざとらしすぎて笑いを誘いましたが、笹野さんと壇さんが非常に巧いので私のように斜に構えた人でなければ結構楽しめる映画だと思います。
私はあんまり山田洋二の映画を観ないのですが、この監督は魅せるセンスはあまりないですね。私がじっくり見たい!と思う所を全てはしょっていて拍子抜けしました。そのわりに2時間が長く感じられるのである意味不思議な監督です。あと、ストーリーがびっくりするほど軽くて単純です。もしかして身体売ってんの?もしかして味で分かるとか?え〜そんな単純なわけないよね!という予想が悉く当たるので驚きました。この監督はあまり苦悩しないタイプだと私は確信しました。
ま、なんにせよ、徳平はいい奴だ。
(WOWOWで・2007年12月11日)
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