田村泰次郎の同名小説の2度目の映画化作品。この後も2度、これまで計4度映画化されているそーです。
私は原作どころか田村何某がどういう作風でどれほど有名なのか全く知らないので、ただ鈴木清順作品を制覇する為に観たんですが、これって4度も映画化するほど衝撃的な作品なのでしょうか?内容に関して、何が面白いのか、どこに注目すればいいのか、全くわかりまへんでした。美術は素晴らしく、熱気と汗とその匂いまで伝わってくるようでしたが。
ただ一点、モノノーグで入る、『誰もかばってくれないことをはっきりさせて、気持ちに区切りをつけるのです』というのは印象に残りました。本当にそのくらいです。
自分の中でどういうスイッチがあるのか分からないのですが、
原田芳雄の最低男は大好きだが、宍戸錠の最低男は虫唾が走る
ということが分かりました。役者としては宍戸錠が上なのでしょうか……しかし魅力はないように思えるのです。
(日本映画専門チャンネルで・2007年12月19日)
- 出版社/メーカー: 日活
- 発売日: 2005/05/21
- メディア: DVD
- クリック: 126回
- この商品を含むブログ (34件) を見る