猫が星見た

映画の感想

[TV[★★☆]墨攻

紀元前370年頃の戦国時代、攻撃をせずに守り抜く“非攻”を信念とする集団“墨家”がいた。その頃、大国・趙が送り込んだ猛将・巷淹中率いる10万の大軍を前に、全住民わずか4千人の梁城は落城寸前の危機に瀕していた。梁王は墨家に援軍を求めるが、やって来たのは粗末な身なりの革離ただ1人。革離は王に1ヵ月持ちこたえれば趙軍は撤退するはずと説明、兵に関する全権を与えられると、さっそく城を守る準備に取りかかる。やがて始まった趙軍の猛攻に対し、墨家の秘策で凌ぎ続ける革離は、次第に梁城の兵士や民衆の心を掴んでいくが…。

ジェイコブ・チャンの映画ってなんでこんなに悉く地味なんでしょうか。アンディ・ラウ、アン・ソンギが出演していながらもこの地味さ。驚きです。美術も衣装もロケーションも大掛かりでどう考えても大作にしかなりようがないのに、なんでこんなコジンマリ感が漂うのでしょうか。別に内容が駄作という訳ではないのですが、ここまでパっとしないとお金を出した人たちが可哀想になってきます。
昔のアジア映画好きにはびっくりの、ニッキー・ウーが重要な役で出ていましたね!そうではないかと思ってクレジットを確認した時のなんともいえない感。一応役者やっていたんですね。
言い寄ってきた女が自主的に服を脱ぎ始めるとそんなことは悪いことだ的に服を着せなおして断る聖人が出てくるとムショーに気持ち悪くなってくるので点数は低めです。あとファン・ビンビンのような自分に自信がありまくる女性も嫌いなので点数をもっと下げてみました。
(2008年2月13日・WOWOWで)

墨攻 [DVD]

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