猫が星見た

映画の感想

プラダを着た悪魔

大学を卒業し、ジャーナリストを目指してニューヨークへとやって来たアンディが就いた職業は、一流ファッション誌“RUNWAY”の編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント。オシャレにとことん疎い彼女は、それが次へのステップになればという程度に考えていた。だから、ミランダが何者かもまるで分かっていなかった。彼女こそは、その絶大な影響力に誰もが恐れおののくファッション界のカリスマだった。朝も夜もなく四六時中浴びせられるミランダの理不尽な命令に、いつしかアンディの私生活はめちゃくちゃに。恋人ネイトともすれ違いが続いてしまう。こうして、早くもくじけそうになるアンディだったが…。

思ったより全然面白いです。身も心も疲れた女性にはこれを観る事をお薦めしたいと思います。今元気な人はこれを見てもそう面白くないかもしれませんが。私はそこそこ疲れているのでそこそこ楽しめました。
何故こんなに点数が低いのかというと、冷静に、努力が見えないアンディが努力しまくってるエミリーよりデキル奴だってのが腹たったからです。
映画的に仕方ないですが、サイズ6でファッションセンスゼロという設定とはいえ、アン・ハサウェイはどう見ても可愛いし、元々頭がよいので仕事もできる。かつ、あんなハードな仕事なのに映画内で全くへこたれていないのもヤな感じです。お洒落映画なので仕方ありませんが、現実はもっとどろどろしてるんだよな……ハァみたいな感じで見る部分も結構ありました。自分がADをやっていたからそう思うのかもしれません。召使のような仕事をしたことがない人にはとても他人事で楽しめると思います。
WOWOWで・2008年3月24日)