猫が星見た

映画の感想

サッド ヴァケイション

北九州の港。中国からの密航者を手引きしていた健次は、船内で父親が死んでしまった少年アチュンを自分の家に連れ帰る。そこには、かつて幼なじみの安男から世話を託された安男の妹で知的障害者のユリも一緒に暮らしていた。健次は、家族のような3人での生活に安らぎを感じ始める。一方その頃、若戸大橋のたもとにある間宮運送には、かつてバスジャック事件の被害に遭った梢が身を寄せていた。社長の間宮は、彼女以外にも、スネに傷を持つ流れ者たちに職と住み処を与えていた。そんなある日、ひょんな偶然から、健次が間宮運送に姿を現わした。そこで彼が目にしたのは、間宮の妻・千代子の姿。彼女は、かつて健次を捨てていった彼の母親、その人だった。

去年の映画の中でなにかと評価が高かったこの作品。うーむ、一昔前の私なら食いついただろう雰囲気映画だが、今の気持ちだとなんだかなあ、よー分からんという感じ。
コミカルかシリアスがよく分からない雰囲気にも戸惑う。浅野忠信が出てると余計シリアスかコミカルかよく分からない映画になる。なんか常に半笑いの浅野忠信は本当に演技がうまいのか?
ラストシーンもアングラ受け?雰囲気でゴリ押しした終わりのような気がした。女は強し、って結局いいたかったのかな。
(2008年8月28日・WOWOWで)