猫が星見た

映画の感想

グーグーだって猫である

吉祥寺に暮らす天才漫画家、麻子。締め切りに追われる忙しい日々の中、ある日突然、13年も連れ添ってきた最愛の猫サバが息を引き取る。悲しみのあまり、仕事が手につかなくなる麻子。そんなある日、彼女はペットショップでアメリカン・ショートヘアの子猫と運命的に出会う。こうしてグーグーと名付けられた子猫との新たな生活が始まり、やがて不思議な青年、青白との淡い恋の芽生えやアシスタントたちと新作の構想を語り合うなど、徐々に元気を取り戻していく麻子だったが…。

ネタバレ御免







猫が大好きです。
かつ、この映画に漂う力の抜け具合、ほのかな青臭さ、センチメンタルさ、非常に好みです。
面白い映画かと問われたら力強くウンとは答えられないけども、和む映画かと問われたら迷わずこの映画を差し出します。

ただ一点、大後寿々花ちゃんのサバ役はないだろうと。そういう落とし前をつけてしまうのかと。そこだけちょっとクドクドと会話が長くてイヤでした。擬人化はかなり厳しいメルヘンでしたな……大後ちゃんよか猫そのまんまの方が可愛いんだけど……(おっと!)。

麻子さんがガンの治療のせいで鬱になった時に、ナオミのパーカーの懐からぷはっと出てきたグーグーの顔を見てわたしゃ泣きました。あれ名シーン。

(2008年9月10日・映画館で)