猫が星見た

映画の感想

真実のマレーネ・ディートリッヒ(MARLENE DIETRICH: HER OWN SONG)

1901年から1992年の激動の20世紀を生きたマレーネ・ディートリッヒ。彼女がスターの階段を駆け上がる出発点は1920年代のベルリンまでさかのぼる。当時、幼い子を抱える既婚者だったディートリッヒは、ナチスが台頭し始めた社会情勢の中で舞台や映画など芸能の道へ進み、キャリアを積み上げた。そして30年代初頭、彼女は銀幕のトップスターとして成功を収める。また、ジャン・ギャバンをはじめ、数々の俳優や作家との恋愛を経験。だが30年代後半、ディートリッヒはナチスの広告塔になることを拒否したことから波乱の人生を歩んでいくこととなる。


ドキュメンタリーは苦手ですが、これはなかなか見れる。冗長にならないようになんだか工夫してありますね。
ディートリッヒについて知っていたことといえば、
ドイツ人なのに第2次世界大戦で米軍慰問をしていた
ことぐらいな私でも、分かりやすく、そいで最後には深い、最初は大げさに思えたあの歌い方も、なんともいえない哀しさを感じて、怒りを感じて、心震えました。
(2008年10月29日・DVDで)