三峡ダム建設が進む街、奉節。山西省の炭鉱夫ハン・サンミンは、16年前に別れた妻子を捜してこの街にやってきた。しかし昔妻が住んでいた場所はすでに水に沈んでいた。サンミンは安宿に寝泊まりしながら、妻子の行方を捜すことにするが…。同じ頃、こちらも山西省からやってきた女、シェン・ホンが、三峡の工場に働きに出て2年間も音信不通の夫グォ・ビンを捜していた。夫はすでに工場にはいなかった。彼女は夫の友人ワン・トンミンを訪ねて協力を仰ぎ、一緒に夫を捜してもらうのだったが…。
評価が高かったこの映画ですが、イマイチ。
大陸映画の欠点というのは、人間に大して個性がない、ので話が面白くてものめり込むほど面白いとは感じられないということ。この映画も然り。あまりにも人間を遠くから見すぎてて、その人の考えてることが想像できないのだよな。
ただ、ヴェネチアで賞をとっただけのことはあり、映像が綺麗。とくにラストシーンは好き。
こういう客観的な映画が好きな人にはたまらないだろう。
(2008年10月24日・WOWOWで)
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