猫が星見た

映画の感想

カンバセーションズ(CONVERSATIONS WITH OTHER WOMEN)

マンハッタンのクラシックなホテル。ウェディング・パーティの会場で10年ぶりに再会した元恋人の2人。平静を装いつつも、交わす会話はどことなくぎこちない。やがて、お互いの心の中の探り合いが始まる。そして、パーティも終わりを迎える頃には、2人の距離は逡巡しながらも確実に近づいていくが…。


好きですね。
別にそれほど小粋な会話でもないし、主役2人はトウがたってるし、分割画面も正直見にくいんですけど、好きな映画です。
ヘレナ・ボトム・カーターとアーロン・エッカート両方とも顔が好きですし、あと全体に汚いところがない。キスも綺麗だしセックスも綺麗だしパンツも綺麗そう。ヘレナ・ボトム・カーターがシャワー浴びて髪の毛セットするところとかね、どうでもいいシーンだと思うんですけど、じっと観てしまう。全ての行動に不快感がないのです。かといって別に清潔とか潔癖的ってわけでもない。甘いようで甘くない、その匙加減が私にはしっくりハマりました。
あとは時間が短い!!!!これは私が常に映画の評価で加点する部分です。100分未満というのが傑作の前提であります。キェシロフスキのデカローグ、これは私のバイブルですが、50分でも今まで観たどんな映画よりも濃い。常に映画が二時間を超える作品ばかりの監督は貧乏性だと思いますです。
(2008年11月9日・WOWOWで)