猫が星見た

映画の感想

X-ファイル:真実を求めて(THE X-FILES: I WANT TO BELIEVE)

ある時、FBIの女性捜査官が謎の失踪を遂げる。またその失踪後、ほどなくしてサイキックな透視能力を駆使できるという神父ジョーが現われ、彼女の“ビジョン”が見える、と捜査協力を申し出てきた。そこでFBIは、かつて超常現象の絡む事件を多く担当し、今はキリスト教系の病院に勤務するスカリーと隠遁生活を送りながら独自に超常現象の解明に勤しむモルダーに協力を要請するのだった。こうして現場復帰となったモルダーとスカリーはジョーと対面。しかし、彼には少年への性的虐待で聖職を解かれた過去があった。それでもジョーを信じるモルダーは、ジョーの超能力は犯罪歴を帳消しにするための嘘だと不信感を抱くスカリーと激しく対立することに。そんな中、ジョーの透視能力で発見された片腕から事件を解くカギが見つかり…。

さよなら、モルダー!スカリー!


というだけの映画でしかないのですが、ファンだから観てしまう。続編を望んでいたファンだけのための映画。
しかし結局真実は明かされなかった、というかUFOの話題でもなんでもない、単なる超常現象の話でいささか拍子抜けしました。
圧倒的に説明不足なので、テレビシリーズを観てない人はあのノリについていけないことと思います。あの2人の関係は?過去は?なんも説明されずにずんずんストーリーが進んでいきます。のでファンにしか薦めません。
I WANT TO BELIEVEというよりはNEVER GIVE UPな映画でありました。
もうあの2人には会えないだろう、という惜別の意味で大甘星2つ半です。
(2008年11月・映画館で)