猫が星見た

映画の感想

譜めくりの女(LA TOURNEUSE DE PAGES)

物静かな少女メラニーの夢はピアニストになること。その実現に、並々ならぬ情熱を注いできた彼女だったが、コンセルヴァトワールの入学試験で、審査員を務める人気ピアニスト、アリアーヌの無神経な態度に心を乱され、散々な結果に。これによって夢を諦めたメラニー。十数年後、美しく成長した彼女は、アリアーヌとの再会を果たす。2年前に交通事故の被害に遭い心に傷を負ったアリアーヌは、演奏に対する恐怖心を拭えず苦悩していた。やがてメラニーはそんな彼女の信頼を勝ち取り、演奏会での“譜めくり”役に抜擢されるのだが…。

主人公のメラニーが、美人なんだけど不気味な怖い顔してることが多すぎて、展開が読めすぎた。もっとあっと驚かせて怖がらせてくれたらよかったのに、最初から復讐する気満々すぎて……。
そんならどんな復讐するんだろうと期待(?)するんだけど、結局大したことないのね。
最初から最後まで陰気な映画でした。エンターテイメントとしての陰気さはない、そこがフランス映画っぽいかも。
(2008年12月27日・DVDで)