猫が星見た

映画の感想

ブロウ(BLOW)

1970年代に若くして伝説のドラッグ・ディーラーとなった男ジョージ・ユングの波瀾の半生を家族や恋人との愛と葛藤を織り込み描いたドラマ。主演はジョニー・デップ、共演に「すべての美しい馬」のペネロペ・クルス。1950年代、マサチューセッツに生まれたジョージ・ユングは幼い頃、父の会社が倒産、貧乏暮らしを強いられた。やがて、ヒッピー文化が花開いた60年代、ジョージはマリファナの小売りに手を染め、すぐさまその商売の才能を開花させるのだった……。


ジョニー・デップは大好きだが、この手のジョニーは嫌いだ。
ドラッグ、ほんとの話、どうしようもない男。
私はどんなんでもドラッグ映画がしょうもなく思えるんですが、それがほんとの話となるとそこまでバカにできないような、ほんとと言われちゃ仕方ないので「はあ、こんなことがあったんですか〜」くらいのノリでしか応えられない。ドラッグを取り上げる映画って大抵俺ってこんなにいけてたんだぜ凄いことやってたんだぜ的なことを主張してくるので、地道に生きている人間にとっては「?????」さっぱりわからないのである。
だから主人公の娘が主人公に会いに来なくっても全く同情しないし、このジョージ・ヤングという人間がかわいそうとも思わん。だって適当に生きていっぱい稼いだんだから全然いいじゃん、と思うのだった。
(2009年7月)

ブロウ [DVD]

ブロウ [DVD]