エリザベス女王を頂点とするイギリス王室のおはなし
当時のイギリス王室とダイアナ元皇太子妃のわけのわからんドロドロ報道に反して、現実から離れた映画の方は驚く程地味で出来がいい。ふつーに正しい映画という気がした。
どちらかというと王室に同情的なつくりだと思う。私は別にダイアナ派ではないからいいのだが。
まあ王室の真実なんて当事者でもわからんくらい複雑な世界そうだからワイドショー的なことはどうでもいい。逆にワイドショー的なものを期待してみたらそのまともさに拍子抜けするだろう。
とにかくヘレン・ミレンが素晴らしい。普通っぽいところものこしつつ、威厳もある。気品がある。性別を超えた統治者としての品がある。
あと女王がいう“イギリス人の素晴らしさ”みたいなもんも出ていたと思う。イギリスといえばただただメシのまずいところ=食文化が貧しい=人がつまらなそうという印象しかなかったが、これを見てイギリスに留学する人の気持ちがわかった。
(2009年10月)
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