猫が星見た

映画の感想

冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(復仇)

久々に日記を書くので、はてなの仕様が変わっていてよくわからないなあ。
台湾から帰って初めて映画を観る。ジョニー・トーはやっぱりいい。
見慣れてしまっているから120パーセントの驚きは無理だが、毎度95パーセントの満足感はかたい。だからつまらない映画を見たくない時はジョニー・トーだ!
今回の主役はフランス人のおっさん。ゴダール映画にも出ていた人らしい。やっぱ香港という土壌はすごいなあ、フランス人でもそうそう違和感なく普通に観れちゃうから。フランス人にしたら変なのかもしれないが、香港は未だに東洋と西洋両方受け入れる雰囲気があるなあ。
そしてもっとすごいなあ、にくいなあと思った所は、ラストの銃弾戦の、サイモン・ヤムがコートを脱ぐ理由と、フランス人がその脱いだコートで自分の仇がどいつなのか確かめる所。どっちにもちゃんとした理由があって、それが自然な流れだからすごい。誰にでも思いつきそうで思いつかないワンアイデアをきっちり描いてカタルシスを味あわせてくれるジョニー・トーの映画は最高だ。そして相変わらずサイモン・ヤムのギャグみたいに高い声、変態インテリヤクザを演じたらアジア一のそのキモさに唸る。

冷たい雨に撃て、約束の銃弾を [DVD]

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