猫が星見た

映画の感想

義兄弟

韓国と北朝鮮というそれぞれの祖国の宿命を背負い敵対する2人の男が、互いに身分を隠して行動を共にする中で次第に友情が芽生え始め、思いがけず葛藤に直面していくさまを描いたサスペンス・ドラマ。主演は「殺人の追憶」のソン・ガンホと「私たちの幸せな時間」のカン・ドンウォン。監督は「映画は映画だ」のチャン・フン

映画らしくて面白いです。
丁寧な心理描写、絶妙のバランスのユーモア、ソン・ガンホカン・ドンウォンの噛み合った演技、食い入るように観ました。
クライマックスから結末の展開の緩さが人によっては許せないと思うかもしれませんが、前半の緊迫した状況から最後にホッとできて、私は映画らしくていいんじゃないかと思いました。
監督のチャン・フンキム・ギドクの元にいた人ではありますが、作品はエンターテイメント指向で、前作の「映画は映画だ」より娯楽性と内容の緻密さがパワーアップして、今後も注目の監督だと思います。

義兄弟?SECRET REUNION? [DVD]

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