猫が星見た

映画の感想

青い塩

ソウルの伝説的な闇組織のボスだったドゥホンは、ヤクザの世界から足を洗い、母の故郷プサンで穏やかな生活を送っていた。そんな彼は、通い始めた料理教室で一見ごく普通の少女セビンと出会う。しかし彼女の正体は、ある理由から今は裏社会で働くライフル競技の元射撃選手。組織に雇われドゥホンの動向を探っていたのだった。しかし、次第にドゥホンの人柄に心惹かれてしまうセビン。そんな中、ついにドゥホン暗殺の指令を受けてしまうセビンだったが…。

世間では評判が悪いが、私は結構食い入るように見てしまった。
ソン・ガンホが演らなければただのしょーもないB級メロドラマなんだけど、ソン・ガンホが演るのでそうはならない。
父親のような、恋人のような、微妙な感情をうまく表現している。
一部では凝りすぎている映像がお洒落で似合わないと言われているけど、私は気にならなかった。逆に塩田のシーンは鮮やかな光と青のコントラストが綺麗で見とれた。
かっこいい若手(ガンホの部下&殺し屋)も2人ほど出ていてなかなかお得な作品だと思う。
でもやっぱりソン・ガンホが素敵すぎる。顔はジャガイモみたいで朴訥でおっさんくさいんだけど、ふとした瞬間にスマートさを感じて異常にかっこよく見えるときがある。

青い塩 [DVD]

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