猫が星見た

映画の感想

時をかける少女

明るく元気な高校2年生、紺野真琴は、優等生の功介とちょっと不良な千昭と3人でいつもつるんで野球ばかりして楽しい毎日を送っていた。そんなある日の放課後、真琴は理科準備室で、突然現れた人影に驚いて転倒してしまう。その後、修復士をしている叔母・芳山和子のもとへ自転車で向かった真琴は、ブレーキの故障で踏切事故に遭ってしまう。死んだと思った瞬間、真琴はその数秒手前で意識を取り戻す。その話を和子にすると、和子は意味ありげに、それは“タイムリープ”といって年頃の女の子にはよくあることだと、冗談とも本気ともつかない説明をするのだった。最初は半信半疑だったが、いつしか使い方を覚えて些細な問題でも簡単にタイムリープで解決してしまい、すっかり調子に乗る真琴。そんなある日、真琴は千昭から突然の告白を受ける。3人の友だち関係がいつまでも続くと思い込んでいた彼女は、動揺のあまり、タイムリープで告白そのものをなかったことにしてしまうのだが…。

青春ですね。リリカルですね。海外でも評判のよい作品ですね。
筒井康隆の原作を読んでいないのでよく分からないですが、恋愛というより成長をテーマにしているのかなと思います。社会人十ウン年の私には、最早まぶしすぎる映画です。
主人公の性格は向こう見ずで調子がいい感じで個人的には嫌いな部類です(笑)。かっこいい2人といつもつるんでいる、というのも漫画やアニメではよくあるウラヤマ設定ながら、現実の場合は周りの女子生徒から酷くやっかまれることでしょう・・・と、そんなことはどうでもよくて、映画としては雰囲気重視なのかなと思いました。ストーリー展開やテーマはそこまでぐっと来なかったですし、何かを伝えようというすごく考えられている感じはなかったです。野球や夕陽や踏切や坂道をかけおりたり屋上をかけのぼったり、ひとつのひとつのシーンは確かに爽やかで印象深いですが、そこに深さはなかったです。ただせつないってそれだけです。
とりあえず、チャンスが突然やってきてもそれを逃してはいけません。

時をかける少女 通常版 [DVD]

時をかける少女 通常版 [DVD]