猫が星見た

映画の感想

バレット・ヒート 消えた銃弾(消失的子彈)

雨の降る夜に郊外の兵器工場で、一人の女子工員が無実の罪を訴えていた。彼女は銃弾を盗んだと非難され、工場長の仕掛けた罠により自ら命を絶ってしまう。半年後、その兵器工場で不可思議な連続殺人事件が発生する。いずれも射殺されていた被害者の遺体から銃弾が見つからず、呪いの銃弾で殺されたという噂が立つ。刑事の東路は相棒の郭追と共に事件を追うのだが、さらに多くの工員たちが“銃弾のない銃”で消されていき…。

中華っぽくないおしゃれレトロなミステリーです。香港と中国合作で、台詞が普通話なので、ラウ・チンワンニコラス・ツェーがW主演ではありますが、あんまり香港映画っぽくないです。
W主役の2人はバランスもよく、かっこいい役どころで何の文句もない、私の期待していたかっこよさなんですが、如何せんミステリーとしては雑で、謎解きのロジックが正直全くわかりませんでした。
登場人物が出てきすぎですし、出てきすぎならきすぎで、印象に残るようなキャラクターだったり、うまく整理されていればいいんですが、誰が誰だか存在感もないし顔も見分けがつきにくいし、う〜んもったいない、この主役2人だったら絶対もっと面白くできたはず、と思います。
この2人の演技+ジョニー・トー監督だったら、めちゃくちゃ面白かったんじゃないかな。残念。