猫が星見た

映画の感想

弁護人(THE ATTORNEY)

高卒ながら猛勉強の末に司法試験に合格し判事となったソン・ウソク。しかし学歴もコネもなく、横行する差別の前に出世の道は閉ざされ、やむなく弁護士に転身した彼は、未開拓の分野である不動産登記業務に目を付け、大金を荒稼ぎする。そんなある日、なじみの食堂の息子ジヌが突然公安当局に逮捕され、相談を受けたウソクがようやく拘置先を突き止め面会してみると、ジヌの身体に無数のアザを発見する。衝撃を受けたウソクは、国家を相手にジヌの冤罪を晴らすべく、彼の弁護を引き受けるのだったが…。

普通すぎて驚いた。ふっつーのサクセスストーリー。
普通に見れるし完成度も普通。
ソン・ガンホ好きとしては、彼にとっては癖がなさすぎる役で物足りない。映画としての深みもない。
退屈せずに最後まで見られるけど、魅力はなかったなあ。
ラストシーンは、やや意味不明かな。学歴の象徴の弁護士たちが自分に敬意をもったことが嬉しかったから主人公は勝ち誇ったような笑みを浮かべたのかな?だとしたら微妙すぎる。序盤の俗物の弁護士としての描き方は面白かったので、中盤以降の凡庸さが残念だった。

弁護人(字幕版)

弁護人(字幕版)