猫が星見た

映画の感想

クリムゾン・ピーク(Crimson Peak)

アメリカの実業家の娘イーディスは小説家を目指している。母親は幼い時に病死したが、父親に愛され何不自由なく暮らしていた。しかしある日、イギリスの準男爵トーマスが自身が開発する掘削機への融資を頼みに父親を訪ねてきたことから、恐ろしい”クリムゾン・ピーク”の物語の歯車が動き出す・・・。

なんかDead by Daylightみたいだったんですけど笑

ファンタジー要素あるのかなと期待していましたが、最後の最後にそれっぽく演出されているだけで、普通にただのホラーでした。屋敷のディテールとか衣装の鮮やかさとか、雰囲気はすごくいいんですけど、本当にそれだけです。ちなみに、あの姉弟は幽霊だったってことでいいんですよね?違う?しかし掘削機開発のお金集めのために次々と若い女性を妻にして殺すことと近親相姦はなんの関係があるんですか?弟を愛しすぎてそうなったって丁寧な説明がありましたが、こじつけが過ぎませんかね。全て姉が生まれつきマッドなだけなのが、この映画のイケてないところだと思いました。浅い浅い。主人公があんなにすぐトーマスを好きになる展開も唐突に思えましたし、ストーリーに対して納得いく部分が全くありませんでした。結局この話自体が主人公が書いた小説ってことなんですよね、多分。いかんせん、その辺が雑に表現されていて、驚くような構造になっていないので、まあ雰囲気映画ってことなんでしょう。

最後、主人公は足骨折していたのに元気に走って逃げていたのは不思議すぎました。逆にトーマスはなんであんなに簡単に死んでしまったんだろう(もともと幽霊?)。それなのに一番出血して痛そうだったアランは生きてるのもおかしすぎた。どういう基準なんだよ。

 

クリムゾン・ピーク (字幕版)

クリムゾン・ピーク (字幕版)

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