猫が星見た

映画の感想

ボーン・アイデンティティー(THE BOURNE IDENTITY)

ある嵐の夜、イタリアの漁船が洋上に漂う意識不明の若い男を発見する。引き上げられたその男の背中には弾痕があり、皮下にはマイクロカプセルが埋め込まれ、それにはスイスの銀行の口座番号が印されていた。男はなんとか息を吹き返すが、記憶を失っており、自分の名前も分からない状態だった。数週間後、彼は身元の唯一の手掛かりであるスイスの銀行に向かう。その貸金庫にはジェイソン・ボーン名義を含め6ヵ国のパスポートや大金、そして拳銃が入っていた。やがて暗殺者たちに狙われ始めた彼は、偶然出会ったマリーの協力を得てパリへと向かうのだったが…。

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こういう必殺仕事人な話はとても好きです。光の当たらない殺し屋たち、あの手この手で逃げるボーン、次から次へとスマートに変わるシーン、明かされそうで明かされない謎。
殺し屋がボーンに「お前パリか?」と聞くところがありますけど、そういう粋な呼び名が大好きです。心の底からワクワクします。
マット・デイモンはあまり好きではなかったのですが、喋らないでアクションやってるパーフェクトマンだとなんだかいい感じです。この役は当たり役と言えるのではないでしょうか。暑苦しくないちょっとなごみ系の顔もいい具合に見やすいです。
例のごとくロマンスがあるのが余計でしたが、それ以外は凄く面白い。エンディングの音楽が流れた時鳥肌が立つ、それを久々に体験しました。興味のない映画も観てみるもんだ。
(2008年9月15日・WOWOWで)