猫が星見た

映画の感想

2020-01-01から1年間の記事一覧

かぞくはじめました(Life as We Know It)

相性最悪の2人が、親友の子供を育てることになる、ラブコメ。 安心してみていられるクオリティーではありますが、しかし本当に凡庸で、印象に残るシーンがなかったです。レビューはいいんですが、なんででしょうか? まあ男女が一緒に暮らしていたら、現実で…

ホモ・サピエンスの涙

ロイ・アンダーソン監督・脚本による2019年のスウェーデンのドラマ映画 同監督の散歩する惑星が大好きなので、そういうのはやっぱり映画館行ってでも早く観たい。 しかし全然面白くない。面白くないのがこの作品のいいところかもしれない。 でも本当に印象に…

密偵(The Age of Shadows)

日本統治下の韓国。韓国人でありながら日本軍の警務として名を挙げた男と韓国独立を目指す義勇団リーダーの男の話 これは日本人が見るとびみょ〜な気持ちになる話ではあります。私は特にソン・ガンホもイ・ビョンホンも好きなので、めちゃめちゃ微妙です。 …

THE Witch 魔女(The Witch: Part 1 - The Subversion)

アサシン少女の最後の闘い 評価が高かったので観てみましたが、面白そう、あ、面白い、あれ?しょうもない?、嘘イミフ、という感想を順々に持ちました。 完全にアメコミですね。後半主人公が強すぎて、ハラハラ全くしません。あと謎解きとか全くありません…

香港、華麗なるオフィス・ライフ(華麗上班族)

バブリーなベンチャー企業と拝金主義とわけわからんミュージカルのお話 ジョニー・トーのコメディはびっくりするほどつまらないことがあるので、本当にびっくりする。コメディなのにおしゃれにしようとするんだけど、そのおしゃれが古すぎるセンスなので、か…

新しき世界(New World)

巨大犯罪組織に潜入して8年の警察官ジャソンは、早くこの生活から抜け出したいと思っているが、上司のカンにいいように扱われ、組織の情報をさぐる任務を命じられている。組織のボスが突然死を遂げたことによって巻き起こる後継者争いを利用して、警察は組織…

コロンバス(Columbus)

モダニズム建築のメッカであるアメリカのコロンバス。講演に訪れていた父が倒れ、看病のためにコロンバスに滞在することになった息子ジンと薬物依存症の母親の面倒を見ながら地元の図書館で働くケイシーの、建築めぐりの不思議な話。 面白い現代建築が見られ…

マイ・インターン(THE INTERN)

安心してみていられる映画です。デニーロがいい人役っていうだけでまあ、そういう映画なんだなと思います。 ネタバレしますけど、ハッピーエンドです。なんの心配もいりません。 疲れていても最後まで楽に観れます。なんのストレスも感じません。 私なんかで…

グッド・ライ 〜いちばん優しい嘘〜(The Good Lie)

スーダン難民がアメリカで生活基盤を築くまでのあれこれ話。 実話を元にしてつくっているみたいですが、かなり寓話的な映画となっているように思いました。スーダンやアフリカの現状は全くわかりませんが、みんながみんなこんなラッキーではないでしょうし、…

SUNNY 強い気持ち・強い愛

主人公たちとほぼ同じ年代かちょい年上なんですが、ドン引きです。 違和感あるのは、学校でみんなで踊ったりするのはこの頃全く流行っていません。流行っていたのはクラブでパラパラなので、こういう和気藹々とした感じではありませんし。はっきりいって現代…

女神の見えざる手(MISS SLOANE)

銃規制強化法案のロビー活動がストーリーの軸なんですが、はっきりいってそんなことより、一つのことに冷酷なまでに突き進んでいく一人の女の話を観る映画です。 DVDジャケットかっこええなあと思ったら、中身も期待通りにかっこいいので、ジャケットにビビ…

英国総督 最後の家(VICEROY'S HOUSE)

1947年、植民地インドの統治権の返還を決めたイギリスは、主権委譲の任に当たる最後の総督としてマウントバッテン卿を送り込む。こうして妻エドウィナと娘パメラを連れ立って、首都デリーの総督官邸へとやって来たマウントバッテン卿。そこは500人もの使用人…

タクシー運転手〜約束は海を越えて〜

1980年、韓国のソウル。妻に先立たれ、幼い娘を抱えて経済的に余裕のない毎日を送る陽気なタクシー運転手のキム・マンソプ。その頃、光州では学生を中心に激しい民主化デモが発生していたが、戒厳令下で厳しい言論規制の中にいるマンソプには詳しい事情など…

聖者たちの食卓

インド北西部にあるシク教総本山、ハリマンディル・サーヒブ。“黄金寺院”とも呼ばれるこの聖地では、巡礼者や旅行者に無料の食事が振る舞われる。その数なんと1日10万食。本作は、毎日300人ものボランティア・スタッフによって準備される“無料食堂”の驚くべ…