猫が星見た

映画の感想

2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

佐賀のがばいばあちゃん

島田洋七が話すのを聞いてた方が面白かった、というのが正直な所。 別に駄作とは思わないのだが、ばあちゃん語録を出す為にシーンをぶつ切りにしている感じがして、一本の映画としてはあまり巧く成り立っていない気がした。本当に唐突にばあちゃん語録が出て…

王の男(The King and The Clowm)

稀代の暴君とその寵愛をうけた美しき男芸人と苦楽を共にしてきた相方の男を巡る運命と愛憎の歴史劇。 美貌の男芸人役のイ・ジュンギの妖艶な色気のせいで、見かけだけのミーハー韓流だろうと思って期待しておりませんでしたが、映画として非常にきっちり丁寧…

大奥

予想に反して結構面白かったと思います。高島礼子がうまいです。他の方々はどなた様も演技がおかしいのですが、このシリーズは現代風なので許せる仕様になっております。 そんな中で一点これはまずいだろ〜と思ったのは、井川遥の二重あご。女優さんでこんな…

肉体の門

田村泰次郎の同名小説の2度目の映画化作品。この後も2度、これまで計4度映画化されているそーです。 私は原作どころか田村何某がどういう作風でどれほど有名なのか全く知らないので、ただ鈴木清順作品を制覇する為に観たんですが、これって4度も映画化するほ…

アイ・アム・レジェンド(I AM LEGEND)

まっすぐ家に帰る気分ではなかったので時間に合ってりゃなんでもいいや〜と思って選んだのがこれ。最近映画館で観る映画が大作ばかりで私はどうかしています。 タイトルが「アイ・アム・レジェンド」て。なんともアメリカ人っぽいオレ様風味をかもし出してい…

武士の一分

なんにせよ、徳平はいい奴だ。根本的に山田洋二の感覚には寄り添えねえなあという気はしましたが、笹野+壇−(山田洋二+キムタク)はプラスなのではないでしょうか。キムタクの精一杯の演技は正直わざとらしすぎて笑いを誘いましたが、笹野さんと壇さんが非…

ヒーロー・ネバー・ダイ(眞心英雄)

最初の1時間はどんくさい香港映画そのもので“なーに無理矢理渋がってんだよ”という感じなのですが、終盤にかけてどんどん光っていく男気・ぐんぐん盛り上がっていく熱気に画面から目を逸らせなくなってしまう作品。ジョニー・トーの映画って大抵そうです。泥…