猫が星見た

映画の感想

コロンバス(Columbus)

モダニズム建築のメッカであるアメリカのコロンバス。講演に訪れていた父が倒れ、看病のためにコロンバスに滞在することになった息子ジンと薬物依存症の母親の面倒を見ながら地元の図書館で働くケイシーの、建築めぐりの不思議な話。

面白い現代建築が見られるとネットで見て、急いで映画館に行ったんですが、まあ期待はずれでした。

そこまで建築建築アートアートしていない作品です。それほど目を引く建築もありませんでしたし。ふつーの人間ドラマなんです。ただ、アメリカ映画とは思いませんでした。どこか、北欧とか東欧の、ヨーロッパ映画の雰囲気があります。

そして、話は私にとっては正直退屈でした。1時間で時計確認しました。間とかセリフに深い意味を見出したい人向けです。私もあと10歳若かったら、かっこつけて「なかなか深い」とか語れたかもしれませんが、こういう映画は見尽くしているので、ふつーやな〜としか思えませんでした。淡々と、終わりと再生を描いているという感じです。

1100円しか払っていないので、こんな感想です。もし1800円払っていたら星1つだったと思います。

マイ・インターン(THE INTERN)

安心してみていられる映画です。デニーロがいい人役っていうだけでまあ、そういう映画なんだなと思います。

ネタバレしますけど、ハッピーエンドです。なんの心配もいりません。

疲れていても最後まで楽に観れます。なんのストレスも感じません。

私なんかでも、粋なおばあちゃんになりたいと思いますよ、こういう映画みると。

 

マイ・インターン(字幕版)

マイ・インターン(字幕版)

  • 発売日: 2016/01/13
  • メディア: Prime Video
 

 

グッド・ライ 〜いちばん優しい嘘〜(The Good Lie)

スーダン難民がアメリカで生活基盤を築くまでのあれこれ話。

 

実話を元にしてつくっているみたいですが、かなり寓話的な映画となっているように思いました。スーダンやアフリカの現状は全くわかりませんが、みんながみんなこんなラッキーではないでしょうし、電話も知らないような環境からではアメリカですぐ馴染めるわけないでしょうし、家族が奇跡的に揃って暮らせることもないでしょうし、ま、こんなに恵まれているなら、アメリカで生まれ育ったけど学もなく貧乏な人たちなんかよりは、全然幸せなように私の目には映ってしまいました。

テーマに反して、かなり軽いタッチで描かれている作品なんですが、そのおかげで、観やすいのは観やすいんです。ただ、展開があまりにも簡単すぎて、ラストもえ?こんなんでいいの?と思ってしまいました。

ま、それなりにちゃんとしているので、甘めの星4つ。

 

 

 

SUNNY 強い気持ち・強い愛

主人公たちとほぼ同じ年代かちょい年上なんですが、ドン引きです。

違和感あるのは、学校でみんなで踊ったりするのはこの頃全く流行っていません。流行っていたのはクラブでパラパラなので、こういう和気藹々とした感じではありませんし。はっきりいって現代のダンスブームを無駄に取り入れた感じだと思います。

主人公たちの性格的はなんかバブル時代の人みたいな感じで、この年代はもっと根暗な、意外と頭いい感じ、斜に構えて冷めている感じ、コンプレックスあるような感じの人が多いので、このノーテンキさも違和感しかありませんでした。

最悪なのはラストですね。お金で全て解決。お金で友情も取り戻す。やっぱりバブルの考えだと思います。

 

SUNNY 強い気持ち・強い愛

SUNNY 強い気持ち・強い愛

  • 発売日: 2019/05/22
  • メディア: Prime Video
 

 

 

女神の見えざる手(MISS SLOANE)

銃規制強化法案のロビー活動がストーリーの軸なんですが、はっきりいってそんなことより、一つのことに冷酷なまでに突き進んでいく一人の女の話を観る映画です。

DVDジャケットかっこええなあと思ったら、中身も期待通りにかっこいいので、ジャケットにビビビときた人は観るといいと思います。

ストーリー展開がマッハで、内容把握はかなり大変な、観る人を選ぶ作品だと思います。でもギリギリついていける、この際どい理解度が、最後のどんでん返しの驚きに繋がるんだと思います。

実は最後のオチはなんとなく予想がついたので、映画的には4.5★ですが、全てに無駄のない格好良さや計算されたディテイルが気に入ったので★5。

ジェシカ・チャステインの美しさが半端なく、正直トンデモ上司ですけど、人間として理解できない面白さがあるので、私がもし部下だったら忠犬となってついていっちゃうと思います。

 

女神の見えざる手(字幕版)

女神の見えざる手(字幕版)

  • 発売日: 2018/03/01
  • メディア: Prime Video
 

 

 

 

英国総督 最後の家(VICEROY'S HOUSE)

1947年、植民地インドの統治権の返還を決めたイギリスは、主権委譲の任に当たる最後の総督としてマウントバッテン卿を送り込む。こうして妻エドウィナと娘パメラを連れ立って、首都デリーの総督官邸へとやって来たマウントバッテン卿。そこは500人もの使用人が仕える想像を絶する大邸宅だった。さっそく関係者を招いて独立へ向けた話し合いが行われるが、統一インドとしての独立を望む多数派のヒンドゥー教徒と、分離してパキスタンの建国を目指すイスラム教徒のムスリム連盟との対立は激しさを増していく。そんな中、新総督のもとで働くヒンドゥー教徒の青年ジートはイスラム教徒の娘アーリアとの愛を育んでいくのだったが…。

重いテーマのわりに軽い感じに仕上がっているので観易いです。

パキスタン建国がこういう流れだったことを知らなかったので、勉強にもなりました。

しかし宗教を作った人は本当に罪深いですね。宗教と権力って争いの元でしかない。子供の時はそんなもの必要ないのに、大人になるとそういったことの違いや欲望で人を殺してしまうんですから、本当に不思議です。人間なんて、産まれて、食べて、死ぬだけなのにね。

日本の国民性や環境だと、考えや宗教が違うことで殺し合うというそこまで激しい考えには至らない、のでこういう映画もつくることは出来ないと思います。最近の邦画でこういうのありますか?アニメか中二病の恋愛物しか作ってなくないですか?多分それしかお客が入らないからそうなるんでしょうけど、そう思うと日本人やばくないですか?とか老害っぽいことを言っておきます。多分国としてまだまだ幸福だから、ぐっとくる映画が出てこないんでしょう。今後国力がどんどん衰退するに従って、邦画のいいのが出てくるかもしれませんね。

この映画は、歴史に詳しい人には物足りないかと思いますが、私のように知識ゼロの人にはちょうどいいゆるさでした。時間も短くてそこが最高。

 

英国総督 最後の家(字幕版)

英国総督 最後の家(字幕版)

  • 発売日: 2019/02/21
  • メディア: Prime Video
 

 

 

タクシー運転手〜約束は海を越えて〜

1980年、韓国のソウル。妻に先立たれ、幼い娘を抱えて経済的に余裕のない毎日を送る陽気なタクシー運転手のキム・マンソプ。その頃、光州では学生を中心に激しい民主化デモが発生していたが、戒厳令下で厳しい言論規制の中にいるマンソプには詳しい事情など知る由もなかった。そんな中、ドイツ・メディアの東京特派員ピーターが光州での極秘取材を敢行すべく韓国入りする。英語もろくに分からないマンソプだったが、“通行禁止時間までに光州に行ったら大金を支払う”というピーターの言葉に二つ返事で引き受ける。こうして現地の深刻さに気づかぬまま、ピーターを乗せて意気揚々と光州へ向かうマンソプだったが…。

 

とにかく見応えあり。ロングランしたのも頷けます。

人を激しく殴打するところやガランとした街並み、集団心理のデモなど、空恐ろしい感じがあるので、なんとなく嫌だな〜嫌だな〜と思いながら、でも140分弱食い入るように見てしまいました。

たかが40年前にはあんな感じだったのだと思うとぞっとします。多少の不満はあれ、なんて幸せな時代と国に生きていることかと、泣いている私の横で寝ている猫を見ながら思いました。

シリアスにはソン・ガンホ、なのは、やっぱりどこかしらユーモラスな色を出せるからだと思います。シリアスで重すぎると観客は本当に辛いものですが、彼が演じるとどこかホッとする部分もあって、エンターテイメントとして面白くなります。他の役者さんだとシリアスすぎて画面がもたないと思います。

最後のカーチェイスの部分は、かなりフィクションですよね?と個人的には思います。あそこは、盛り上げのために作りすぎた感じがあって好きじゃないです。

あと一点難癖をつけるとしたら、韓国人にとっては説明なしに分かる事件なのかもしれませんが、外国人にとっては、光州事件が一体どういう経緯で始まったのか分かりません。そういう民主化運動なんだな?くらいにしか感じ取れなく、とにかく軍部の非人道的行為にのみに焦点が当てられている演出になっているのは残念だと思いました。

ま、それを差し引いても必見だと思いますけど。

 

 

タクシー運転手 ~約束は海を越えて~(字幕版)

タクシー運転手 ~約束は海を越えて~(字幕版)

  • 発売日: 2018/11/02
  • メディア: Prime Video