猫が星見た

映画の感想

2010-01-01から1年間の記事一覧

流れる

幸田文の同名小説を「めし」「浮雲」の成瀬巳喜男監督が映画化。傾きかけた芸者置屋を舞台に、時代の流れの中で変わりゆく花柳界に生きる女性たちの姿を豪華な女優陣の競演で描いた作品。女性のありのままの姿を一貫して描いてきた成瀬映画のいわば集大成に…

実は私は22日より台湾留学中でして、しばらく映画が観れません。 代わりといっちゃなんですが、猫が星見た〜旅情編〜 こんなブログを始めました。 興味のある方はご覧ください。

マニュエル・ルグリの新しき世界 Bプロ

正直言って、東京までわざわざ行ったのを後悔しました。 この間東京に行って観たのが世界バレエフェスティバルで、これがもー段違いに素晴らしくてそれが2万ちょいの値段。今回1万六千円。 ちょっとしか違わんのに、これはないで〜詐欺〜と思いました。 ル…

20世紀少年ー第1章ー 終わりの始まり

1969年。小学生のケンヂは、同級生の仲間たちと原っぱに秘密基地を作り遊んでいた。彼らは、20世紀の終わりに人類滅亡を企む悪の組織とそれを阻止する正義の味方といった物語を空想しては、それを“よげんの書”に書き記し、楽しんでいた。1997年。大人となっ…

岡崎京子のリバーズ・エッジ

名作だ〜。いつ読んでも名作だ〜。 この本が私の前に存在することに感謝したい。 4年前これを薦めてくれたボスありがとさん。ということでこのブログを見ている人に薦めたい。リバーズ・エッジ 愛蔵版作者: 岡崎京子出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2008/10…

冬冬(トントン)の夏休み(冬冬的假期)

台北の小学校を卒業したトントンは妹のティンティンと二人、夏休みを田舎で開業医をしている祖父の家ですごす。母が入院し、父は看病でつきっきり(少し「となりのトトロ」にも似た設定だ)。年若の叔父に付き添われ、台湾西北部のトンローまでいくはずが、…

東京画(TOKYO-GA)

ドイツ人ヴィム・ヴェンダースが、自身の敬愛する小津が描いた東京を訪れるドキュメンタリー。 私はいまだにドキュメンタリーの良し悪しが全く分からない。というか見方が分からない。 日本人である自分が外国人が撮った昔の日本の映像(しかももう自分は産…