猫が星見た

映画の感想

胡同の理髪師(剃頭匠)

中国・北京で細い路地に古い家屋が軒を連ねる昔ながらの家並み、胡同(フートン)。近年は観光スポットとして国内外から注目を集める一方、北京オリンピックを控え、再開発の波にのまれようとしている。本作はそんな胡同を舞台に、そこに暮らす93歳の現役理髪師、チンお爺さんの日常をドキュメンタリー・タッチで綴ったヒューマン・ドラマ。時代の流れの中で、失われようとしている古き良き人情や情緒溢れる町並みを郷愁いっぱいに見つめていく。主人公のチンお爺さんを演じるのは実際に93歳の現役理髪師で演技未経験のチン・クイ。監督は内モンゴル出身のハスチョロー。

いい映画をみたときの私のコメント→映画好きは見るべき。

ドキュメンタリーが受け付けない私が心からオススメしたい。まあこの映画は厳密にはドキュメンタリーではないんだけど。
ストーリーや演出はすごく簡単で素朴なんだけど、意外と技がある・・・映画なんじゃないかな。台詞が少ないのに100分飽きない、映像もよくみると実は綺麗、素人とは思えない主役チンさんと周りの老人たちの人間味溢れる存在感。
何も主張してこない映画、でもほんのり心に残って今自分にあるものを大事にしようと思える・・・今こういう映画がどこにある。ない!
ということで映画好きは見るべき。
この映画のレビューが殆どない現実を見ると、・・・となってしまう。のでこのブログで大いにオススメしておこう。

胡同の理髪師 [DVD]

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