猫が星見た

映画の感想

★★★★☆

青い鳥

新学期、東ヶ丘中学2年1組には休職した担任に代わり、臨時教師の村内先生が着任した。前の学期、男子生徒の野口がいじめが原因で自殺未遂へと追い込まれ、転校を余儀なくされていた。マスコミにも騒がれ、学校側は生徒指導の強化などにより、生徒たちの反…

胡同の理髪師(剃頭匠)

中国・北京で細い路地に古い家屋が軒を連ねる昔ながらの家並み、胡同(フートン)。近年は観光スポットとして国内外から注目を集める一方、北京オリンピックを控え、再開発の波にのまれようとしている。本作はそんな胡同を舞台に、そこに暮らす93歳の現役理…

ドラッグ・ウォー 毒戦(毒戦)

中国、津海。爆発事故があった覚醒剤の密造工場から車で逃走した香港出身の男テンミンは、衝突事故を起こして病院に運び込まれる。中国公安警察のジャン警部は、テンミンに大陸では覚醒剤密造が死刑に相当する重罪と伝え、命が惜しければ捜査に協力するよう…

ヘルプ 心がつなぐストーリー

アメリカ南部、ミシシッピ州ジャクソン。上流階級に生まれ、黒人メイドに育てられた白人女性スキーター。作家志望の彼女は大学卒業後、地元の新聞社で家事に関するコラムの代筆を担当することに。しかし家事に疎い彼女は、友人宅のベテラン黒人メイド、エイ…

盗聴犯 死のインサイダー取引(竊聽風雲)

金融犯罪をテーマに、「MAD探偵 7人の容疑者」のラウ・チンワン、「コネクテッド」のルイス・クー、「新宿インシデント」のダニエル・ウーの3人が共演したクライム・サスペンス。監督は「インファナル・アフェア」シリーズの監督・脚本コンビ、アラン・…

やかまし村の子どもたち

長くつしたのピッピ」シリーズの原作者であるリンドグレーンが自らの作品を脚本化し、「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」で子供の心情を見事に描き出したハルストレムが監督した心暖まるほのぼのムービー。 自分の子供時代もここまで純粋ではないが近いものが…

やかまし村の春・夏・秋・冬

「やかまし村の子どもたち」の続編。前作の夏休み明けで終わったところから本作は始まり、今度は秋から冬、そして春の訪れを迎えるやかまし村の四季折々の自然を背景に子供たちののびのびとした暮らしが綴られている。そして今回は前作同様に羨ましいほどの…

日の名残り

とある貴族に仕える執事と女中頭の話 最近の映画に飽きた人は観るべき。というか映画好きは既に観ているだろう秀作。 主人に尽くしプロに徹する執事を演じるアンソニー・ホプキンスは、実際プロに徹する俳優というイメージがあるし、恋愛下手そうだから、そ…

善き人のためのソナタ

旧東ドイツで反体制派への監視を大規模に行っていた秘密警察“シュタージ”。本作はこのシュタージ側の人間を主人公に、統一後も旧東ドイツ市民の心に深く影を落とす“監視国家”の実態を明らかにするとともに、芸術家の監視を命じられた主人公が図らずも監視対…

ずっとあなたを愛してる

Il Y a Longtemps Que Je T'aime 心に沁みこんでくる珠玉の映画。 Cinema Scapeのレビューで、いい映画には「匂い」が映っている、と書かれていたのだが、まさにその通りの映画。ピアノの匂いが、本の匂いが、煙草の匂いが、雨の匂いが、染み込んでいる映画…

コネクテッド(保持通話)

ハリウッド映画の「セルラー」をリメイクした香港映画。普通に手に汗握る面白いアクション映画。大Sの可愛さが際立っている。関係ない話だが、香港映画で普通話を喋っているのを聞くと、どうも違和感を感じてしまう。香港映画には南国っぽい丸い響きの広東語…

天使の眼、野獣の街

警察の特殊班とか大好きな私にとってはたまらない話。基本、犯人を尾行するお話です。ちょっとありえない部分も気にならないで食いつくように見てしまった。サイモン・ヤムの腹の出具合にびっくり。あれ何ですか。天使の眼、野獣の街 [DVD]出版社/メーカー: …

冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(復仇)

久々に日記を書くので、はてなの仕様が変わっていてよくわからないなあ。 台湾から帰って初めて映画を観る。ジョニー・トーはやっぱりいい。 見慣れてしまっているから120パーセントの驚きは無理だが、毎度95パーセントの満足感はかたい。だからつまらない映…

冬冬(トントン)の夏休み(冬冬的假期)

台北の小学校を卒業したトントンは妹のティンティンと二人、夏休みを田舎で開業医をしている祖父の家ですごす。母が入院し、父は看病でつきっきり(少し「となりのトトロ」にも似た設定だ)。年若の叔父に付き添われ、台湾西北部のトンローまでいくはずが、…

チョコレート(MONSTER'S BALL)

息子を失った男と、息子を失った女が出会い、生きていく話 星5つでもいいんだけど、なんとなく、なんとなく満点はやめておく。 寂しい寂しい話。 ハル・ベリーが黒人女性で初めて主演女優賞を獲ったことで有名な作品。流石に素晴らしい映画です。 彼女の演…

母なる証明(MOTHER)

殺人事件の容疑者となった息子を救うため、 真犯人を追う母親の姿を極限まで描く、 ヒューマン・ミステリー永遠に失われることのない母と子の絆。 すべての“謎”の先に“人間の真実”が明かされる。 ネタバレ注意 限りなく5つ星に近い星4つ半。 韓国映画の本…

サンシャイン・クリーニング(SUNSHINE CLEANING)

かつては学園のアイドルだった姉のローズだが、30代の今は問題児の息子オスカーを抱えたシングルマザー。仕事も冴えないハウスキーパーで、おまけに学生時代の恋人と腐れ縁のまま不倫中。一方の妹ノラは、いまだに自立できずに父親と同居中。仕事も自覚が足…

ゴッドファーザー(THE GODFATHER)

言わずと知れたコッポラの代表作であると同時に、70年代屈指の娯楽映画の傑作。夏の陽射しが眩しいコルレオーネの屋敷。そこで行われている彼の娘コニーの結婚式からこの物語の幕は上がる。華やかな音楽も届かない書斎では、ブラインドが降ろされ、その中…

シークレット・サンシャイン(密陽)

シングルマザーのシネは、幼い息子ジュンと2人で、亡き夫の故郷・密陽(ミリャン)に引っ越し再出発を誓う。地元の小さな自動車修理工場の社長ジョンチャンは、そんなシネと出会い心惹かれる。何かと世話を焼いてはシネの気を惹こうとするジョンチャンだっ…

ロレンツォのオイル/命の詩(LORENZO'S OIL)

不治の病、副賢白ジストロフィーに侵された息子を救うために奮闘する夫婦の実話を、「マッドマックス」のG・ミラーが映像化した作品。平凡な銀行員オーギュストの息子が、不治の病に侵された。病院の治療もむなしく、息子の容体は日をおって悪化していく。…

トロピック・サンダー/史上最低の作戦(TROPIC THUNDER)

ベトナム戦争で英雄的な活躍をしたというアメリカ人兵士テイバックのベトナム戦争回顧録“トロピック・サンダー”が映画化されることになった。そして撮影現場には、この作品でスターへの返り咲きを図る落ち目のアクション俳優タグ・スピードマン、オナラ以外…

レッドクリフ Part1(赤壁)

西暦208年。帝国を支配する曹操は、いよいよ劉備軍、孫権軍の征討に向け80万の大軍を率いて南下を開始した。最初の標的となった劉備軍はわずか2万。撤退が遅れ、曹操軍に追いつかれてしまい全滅の危機に。しかし、関羽と張飛の活躍でどうにか逃げ延びること…

サイダーハウス・ルール(THE CIDER HOUSE RULES)

「ガープの世界」などで知られる米現代文学の巨匠、ジョン・アービング原作の感動作。孤児院生まれの青年を主人公に、彼がさまざまな経験を通し成長してゆく姿を温かな視点で描く。マイケル・ケイン、トビー・マグワイア共演。20世紀半ばのアメリカ。田舎…

カンバセーションズ(CONVERSATIONS WITH OTHER WOMEN)

マンハッタンのクラシックなホテル。ウェディング・パーティの会場で10年ぶりに再会した元恋人の2人。平静を装いつつも、交わす会話はどことなくぎこちない。やがて、お互いの心の中の探り合いが始まる。そして、パーティも終わりを迎える頃には、2人の距…

ボーン・アルティメイタム(THE BOURNE ULTIMATUM)

CIAの極秘計画“トレッドストーン”によって過去の記憶を消され、究極の暗殺者にされたジェイソン・ボーン。彼はその過去の断片を辿りながら、全てを明らかにしようと奔走していた。そんなある日、イギリスの大手新聞ガーディアンにボーンの記事が載る。そ…

デカローグ 第10話「ある希望に関する物語」(Dekalog,Dziestic)

これに出てくる兄弟がいい感じで好き。デカローグの中で唯一お間抜けで可愛らしい2人。話もコミカルで展開が面白い。ラストも惨めすぎない感じがいい。こうして10話を見直してみたけど、やっぱりデカローグは名作だなあ! 3話と9話以外は星4つ半以上。トータ…

俺たちの血が許さない

あのー……最後まで弟の方が小林旭だと思ってました……。高橋英樹だったんですねぇ……弟のキャラクターが魅力的で、なんて小林旭は陽のオーラが出てるんだ!カッコイイ!とワクワクしていたのですが、それが高橋英樹だと判明した時、なんか映画の価値が下がった…

デカローグ 第8話「ある過去に関する物語」(Dekalog,Osiem)

全10話の中で最も地味な話かもしれないけど私は結構好き。 これを観ると人生は道を誤っても生きていかなければならない、道を誤まっても挽回のチャンスはくる、そして人生はそれほど酷いものでもない、と思う。 (DVDで)

デカローグ 第5話「ある殺人に関する物語」(Dekalog,Piec)

これは私が観た中でもっとも死をリアルに描いている作品だと思います。 どんなエグイ映画よりショッキングな「死」がここにはある。 ただなんとなくの憎悪によって殺人を犯した主人公が死刑を受ける。その準備の淡々としたこと、あっけなさ、それに反しての…

デカローグ 第6話「ある愛に関する物語」(Dekalog,Szesc)

評論家的には映画版よりこのテレビ版のラストの方が評価が高いようですが、私は断然映画版の終わり方が好きです。というか映画版のラストシーンは最高でしょう!と言いたい。 この作品を観ていつもじっくり観てしまう所は、青年トメクが熟女のマグダに愛を告…