猫が星見た

映画の感想

王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件(狄仁傑之通天帝國)

則天武后の皇帝即位を前に、巨大な像の建設が急ぎ進められている。そんな中、政府の要人が相次いで突然発火し、黒焦げになるという怪事件が起こっていた。真相を探るため、則天武后を批判して投獄されていた天才判事ディーを呼び戻し、捜査にあたらせるが・・・

 

昔のツイ・ハークが好きな人はきっと好きです。

ほどよく軽く、ほどよく謎解き、ほどよくアクションで、これがなかなか面白い。手抜いてそうで抜いていないのがツイ・ハーク流だと思いました。

アンディー・ラウとリー・ビンビンというキャストも意外と合っている。レオン・カーファイやカリーナ・ラウという往年の香港スターも懐かしい。他の脇役もけっこう存在感あって中華ファンタジーをしっかり味わえます。

スウォーズマンとかドラゴン・インとかあの頃の香港映画を見ているようで、でもちゃんと大陸映画としてのスケール感もあって、時代は変わったんだよな〜と思いつつ、それでもツイ・ハークは面白い映画を撮り続けているんですね。リー・ビンビンを見て、ブリジット・リンの美しさを思い出しました。

 

とりあえず、面白かったです。

アンディの老けなさがすごいですね。不自然じゃない肌ツヤとハリがすごいんですけど。