終始不安気な顔で眉間に皺がよっている方で、観ている方が苦しかったです。日本人のバレリーナって美しいけど怖い女性が多いというイメージがあって、まさにその典型的なタイプだなと思いました。海外で頑張って成功されているのはもちろん凄いし大変な努力があってこそと思うんですけど、すごく棘を感じて、鬼のような形相にも見えることがあって、魅力的には思えませんでした。なんでしょうかね。あとこの方のお母様も自分の生き方を娘に押し付けようとしている感じがして、あまり好感を持てませんでした。着物着つけてる時の顔の表情もかなり怖かったです。
日本語にしても英語にしても喋り方がだらしなくて、口が歪んでいる時があり、美意識高い舞台芸術に携わる人としては珍しい振る舞いのような気がしました。
この方は本当に踊りが好きだったのかな?見えない圧によって踊らされている気がしました。踊り続けなければいけない、子供を産み育てなければいけない、そんな脅迫観念が見え隠れしていました。
彼女の本質が伝わってくるという点では、ドキュメンタリーとしてはいい作品なのかも。