猫が星見た

映画の感想

ミス・ポター(MISS POTTER)

1902年のロンドン。世の中には、まだヴィクトリア王朝時代の封建的な風潮が残り、上流階級の女性が仕事を持つなど考えられなかった。そんな中、裕福な家庭に育った32歳の独身女性ビアトリクス・ポターは、幼少の頃に湖水地方で出逢った動物たちの物語を絵本として世に送り出したいと考えていた。そしてある日、彼女の念願が叶い、青い上着を羽織った愛らしいうさぎ“ピーターラビット”を主人公にした物語が、経営者のウォーン兄弟によって出版されることに。すると、その“ピーターラビットのおはなし”はたちまちベストセラーとなり、シリーズ化される。また一方、経営者兄弟の末弟で編集者のノーマンと次第に惹かれ合い、恋に落ちるビアトリクスだが…。


相変わらずカマトトっぽいゼルヴィガーの演技は鼻につくのだが、それに対してユアン・マクレガーの控えめな好紳士っぷりが光る。決してインパクトのある役柄じゃないのに、印象深い。この人って演技うまいんだなあと認識した。
ということで、ユアンが死んでしまったところが大泣きで、それ以外は普通に観やすい。時間も短いし。ほのぼのしててたまにはこんな映画はよい。癒される。
(2009年3月4日)