猫が星見た

映画の感想

タロットカード殺人事件(SCOOP)

ウディ・アレン監督が「マッチポイント」に続いて再びロンドンを舞台に描く軽妙な犯罪ミステリー・コメディ。マジックショーの最中に新聞記者の幽霊から連続殺人事件の真犯人という一大スクープを託された快活なアメリカ人女子大生が、真相を探るため三流奇術師と凸凹コンビを組み珍妙捜査を繰り広げるさまをユーモラスに描く。主演は「マッチポイント」に続いての起用となるスカーレット・ヨハンソン、共演に「X-MEN」のヒュー・ジャックマン。また、本作ではウディ・アレン自身も出演し、三流奇術師役でスカーレット・ヨハンソン演じる女子大生とコミカルな掛け合いを披露する。
 ブルックリン生まれのサンドラは、ジャーナリスト志望の野心あふれる女子大生。休暇でロンドン滞在中の彼女はある日、観賞していたマジックショーで老マジシャン、シドに指名され、人が消える箱“チャイニーズ・ボックス”に入れられる。彼女はその中で、なんと3日前に急死した敏腕新聞記者ストロンベルの幽霊と遭遇、彼からロンドンを震撼させている“タロットカード殺人事件”の真犯人を耳打ちされる。その名は、ハンサムな英国貴族ピーター・ライモン。世紀のスクープにやる気満々のサンドラは、同じブルックリン出身だというシドと手を組み、父娘になりすましてロンドン上流階級に潜入、ピーターへの接近を試みるが…。


真珠の耳飾りの少女」の印象が強かったせいか、こういう普通の女の子ヨハンソンは意外でちょっとがっかり。いや、美人なんだけどね、こんだけふつーのちょっとださめの女の子だと別にスカーレット・ヨハンソンじゃなくてもいいじゃんとなってしまう。私は彼女に神秘的なものを期待していたらしい。関係ないけど彼女は結構なハスキーボイスだねえ。
話は普通に面白い。サスペンス(しかもばかばかしい)好きだし、時間も短いから頭からっぽにして観ることが出来る。
ウディ・アレン独特のおかしみも段々好きになってきた。
終わり方が粋だったので星は多めにつけた。
(2009年5月)

タロットカード殺人事件 [DVD]

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