おもに労働者階級の子供たちが通うロンドン郊外にあるセントジョージ総合中等学校。ここで歴史を教えるベテラン教師のバーバラは、厳格すぎるゆえに生徒ばかりか同僚教師たちからも疎まれる孤独な存在だった。そんなある日、美貌の美術教師シーバが赴任してくる。彼女との間にならば友情が築けると確信したバーバラは、以来シーバを秘かに観察し、それを日記に書き留めていく。そして、ある出来事をきっかけにシーバと親しくなったバーバラは、上流階級の幸せそうな家庭生活にシニカルな感情を抱きながらもシーバとの友情に喜びを感じていた。ところがある時バーバラは、シーバと男子生徒の情事の現場を目撃してしまう…。
ジュディ・デンチとケイト・ブランシェットの演技が素晴らしいが、ストーリーには特筆すべき魅力はない。美しく頭の軽い女と厳格で醜い女、同性愛に近い友情と嫉妬と裏切りと・・・よめる話だな。愉快な話ではないこのありきたりなストーリーをどう楽しむか、うーん、特に楽しめないのだが。女優陣の演技がうまい、ただそれだけ。解せないのはシーバの方が救いがあるように描かれていることで、女はみためがすべて、なのは万国共通なんだなと思った。
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