猫が星見た

映画の感想

インテグリティ 煙幕(廉政風雲 煙幕 Integrity)

会計士ホイの密告により、煙草販売会社の不正が発覚。しかし初公判を前に、証人のホイは海外へ逃亡。汚職捜査機関ICACのチャンらは一週間後に延期された公判までにホイを連れ戻そうとするが・・・

無類のラウ・チンワン好きの私。その上、他の出演者の顔ぶれを見て、これは期待しないわけがない。

 

 

が、なんという台無し映画。

本当にね、香港映画のダメなとこ、ラスト15分で全部出たって感じです。

それまで頭脳戦、肉弾戦、スピード感のある展開、深まる謎って感じで本当に楽しかったんですよ。久々にヒット作観れるんじゃないって期待がより高まってね、でも最も重要な結末に至る、わけのわからないゴミ展開。本当にすさまじくひどい。

あのさ、なんで急に主役2人が同じ病院で育った幼馴染なの、そんでなんで金横流ししてそんな意味不な大金寄付すんの、そんでラストの後味悪さ最悪やろ。これって必然なの?と??????しかありませんでした。特にラストシーンはあんな風にする必要あったんかいな。金に溺れるやつはこうなるっていうこと?いやいや、その前に雪山で死んだ奴誰?幼馴染?ってことはニックは自分以外全員を罠に嵌めた相当歪んだ悪人だったっていう結論?でいいんでしょうか。そして主人公は仕事辞めたけど、あんな汚れた大金を寄付したことになって別の罪に問われないんかいな・・・などなどつっこみ満載すぎました。

変なラブ要素も本当にいらない。昔から香港映画大好きだけど、シリアスな話に変なラブ要素は本当にやめて欲しい。特におじさんと若い美女の夫婦の復縁パターンがよく見受けられるんですけど、ラウ・チンワン好きだけどかなりきついよ。

救いはロー捜査官。無能そうなのに一芸に秀でているいい味出している奴、と思っていたら、学生時代あんな美女の彼女がいたなんて、なんというかまさかの一番かっこいいやつでした。

 

てかこれ本当に実話なの?どこからどこまで?