猫が星見た

映画の感想

マンチェスター・バイ・ザ・シー

心を閉ざして孤独に生きる男が、兄の死をきっかけに故郷に戻り、甥の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていく姿を描いたヒューマンドラマ。

ストーリーはなんてことない話なんです。が、5つ星つけます。
ケイシー・アフレックの繊細な演技と、現在と過去が交錯する巧いカット割りによって、観客の胸を打つ秀作となっています。
主人公の辛さが、嫌なのに、胸に迫ってきます。感動して泣くんじゃなくて、辛くて涙が出ました。えぐみは少ない、でも確実に痛い映画です。でも、痛い終わり方なはずなのに、救われるようなラストであるのも驚きでした。しかもそこに疑問を持たせない、観客が、少なくとも私はあのラストに納得でした。
一体今回私は何を書いているのかというほど下手くそにしか表現できませんが、うまく感想書けないほどの、いい映画だと思います。