猫が星見た

映画の感想

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(A STREET CAT NAMED BOB)

イギリス、ロンドン。プロのミュージシャンを目指すも、夢破れてホームレスとなった青年ジェームズ。薬物依存からも抜け出せず、父親にも見放されて、その日の食事にも事欠くどん底の日々を送っていた。そんなある日、茶トラの野良猫と出会ったジェームズ。ケガをしていたその猫を、なけなしの金をはたいて助けてあげると、すっかり懐いてジェームズから離れようとしない。野良猫はボブと名付けられ、ジェームズの肩に乗ってどこへでもついていくようになる。すると、これまでストリートで演奏しても誰も立ち止まってくれなかったジェームズの周りに人だかりが出来るようになる。そんな一匹の猫とストリート・ミュージシャンのコンビは、たちまち世間の注目を集めるようになるのだったが…。

 

猫の可愛さにしか目がいかない。ちなみに私も猫を飼っている。

話はジャンキーが立ち直るだけの話で、特筆するものもないが、猫のボブがいなくなってしまうところとかで泣いてしまうのであった。 もしうちの猫が行方不明になってしまったら・・・とか怪我してしまったら・・・と胸が苦しくなってしまった。こんなラッキーな猫がいてくれたらどんだけ人生心強いか、いやいやうちの猫だって何にもしないけどいるだけでいいとか、まあ映画とは関係のないことを考えてました。

この映画が高評価なのは、みんな癒されたいからなんじゃないかな。私は精神的に辛い人がいたら動物を飼うことを薦めたりしている。自分の状態が悪いのにそんな気になれないと思いきや、動物がいるだけで気力が違ってくる。仕事で疲れて帰った時、動物は無条件にその疲れを癒して笑かしてくれる。まあ動物が嫌いな人もいるから、みんながみんなそうじゃないけども、なにか庇護すべきものができて人間はそれを支えつつも最終的には支えられるんです。不思議とね。