猫が星見た

映画の感想

ヒント・オブ・ラブ 恋のレシピ(Hint of Love)

意識高い系料理本の編集者ベッキーが、時短料理でTVで活躍するウィルの料理本を担当することから始まる第2の人生ストーリー。

あまりディテイルには凝っていない印象の料理話。一応ラブストーリーではありますが、どちらかというか人生好きなことを見失うなよ、ということに重きを置かれていると思います。料理の工程や魅せ方にもそれほどこだわっていない感じで、ベッキーがウィルをこれまでの料理スタイルからどういう風に脱却させたいのかとかもいまいちわからなかったかな。やり手のキャリアウーマンなのにな。なので別に職業ものってわけでもなかったです。

最終的に出版記念パーティーはウィルの希望には沿ってなくて、食通の身内だけの白々しいものだったんですが、そこでのウィルのスピーチが大人すぎて、劇中でウィルはガサツなお調子者みたいに描かれていますけど、本当にいい父親でありいいパートナーでありで完璧なナイスガイなので、その点もなんだか消化しきれておらず残念でした。