猫が星見た

映画の感想

トロピック・サンダー/史上最低の作戦(TROPIC THUNDER)

ベトナム戦争で英雄的な活躍をしたというアメリカ人兵士テイバックのベトナム戦争回顧録“トロピック・サンダー”が映画化されることになった。そして撮影現場には、この作品でスターへの返り咲きを図る落ち目のアクション俳優タグ・スピードマン、オナラ以外にも芸域を広げようと意気込むコメディアンのジェフ・ポートノイ、黒人の軍曹に成りきるため手術で皮膚を黒くしてしまったオーストラリアの過剰な演技派カーク・ラザラス、といったクセ者俳優たちが集結。こうして、いよいよ撮影が始まるが、俳優たちのワガママなどで僅か5日間にして予算オーバーとなってしまう。そこで困り果てた監督のデミアンは、テイバックの助言により、東南アジアのジャングルで撮影を再開することに。何も知らされず台本通りジャングルを徘徊する俳優たち。しかし、そこは凶悪な麻薬組織が支配する本物の戦場だった…。


バカすぎ。疲れた心に最適の映画。
世間的にはカメオ出演の○○に喝采があびせられているようですが、なんといっても最高なのはロバート・ダウニーJr.なんですがーー。
黒人の役になりきるために皮膚まで黒くするプロ根性、危機迫る状況でも常に黒人。もうね、喋り方がおもろすぎなんですよ。「なんでそんなに黒人のふりするんだよ」「自分でもわからないメーン」に爆笑。
つねになんとかメーンとか、ファッキンなんとかとかね、口調がブラザーなのが笑える。ネイティブだったらもっと笑えたかも。

そんでやっぱりウワーと思ったのがチャッキー放り投げるシーンでしょうか。ザクザクさして血がぴゅーぴゅー出てるのに腹抱えました。
まあ子供には見せられないかもしんないですね。

この日は仕事で心底疲れてたんですが、思いっきり笑って帰るときには上機嫌でした。
いやー映画っていいもんですね。
(2008年11月・映画館で)