猫が星見た

映画の感想

ダークナイト(THE DARK KNIGHT)

ゴッサムシティでは、バットマンとゴードン警部補が手を組み、日々の犯罪に立ち向かっていた。だが、白塗りの顔に裂けた口の“ジョーカー”と名乗る正体不明の男が闇の世界で頭角を現わし、バットマンを嘲笑うかのごとく次々と凶悪事件を引き起こしていく。そんな中、新しく赴任した地方検事のハービー・デントは正義感に燃え、バットマンとも協力して犯罪の一掃を強力に進めていく。それでも凶行の手を緩めず街を混乱に陥れるジョーカーは、いよいよバットマンたちを窮地に追い込むための謀略を開始するのだった。


バットマン・ビギンズ」に続くこの「ダークナイト」。
クリストファー・ノーマン監督のバットマンは哀愁がある。でもバットマンの哀愁じゃなくてジョーカーの哀愁なんだけど。
とにかくバットマンの陰が薄い。そんで絶対に人を殺さない信条を守るバットマンがアホに思えてくる。
しかしそんな主役のどーでもよさを置いておいても、この映画は面白い。ジョーカーの映画として面白い。
ドラマ部分は繊細な一方、エンタメとしてもガツンとアクションシーンを見せてくれる。メカ好きはこういうのが盲目的に好きだ。
この映画の評価ってこういうアメコミものにしては面白いっていう部分は多いものの、まあ観て楽しいんだからいいだろう。
(2009年5月)

ダークナイト 特別版 [DVD]

ダークナイト 特別版 [DVD]