猫が星見た

映画の感想

リミッツ・オブ・コントロール(THE LIMITS OF CONTROL)

寡黙な黒人(殺し屋)の優雅な仕事ぶり
NO MOBILE
NO SEX while WORKING


ジャームッシュとレイトショーは相性がいい。
映画をみるぞォ〜!という感じじゃなく、なんとなくなんとなくね、ゆったり流し見していいよね、という感じ。
そしてこの手の映画を観るのに慣れている人たちと一緒に時間を共有するのはとても心地よい。
やっぱり私はこっち側。かっこつけてると思われてもやっぱこっち側なんですな、と思った二時間。

映画の内容自体は期待してはいけない。はっきりいってつまらない。というかよく分からん。
私は“リミッツ・オブ・コントロール”を勝手に“どこまで精神をコントロールできるか”、ということだと思ってたのですが(主人公が気孔みたいなのやるから)、どうやら人に対する支配についてを描いているらしいです。
うーん、でもまあそんな哲学的なのはいいや、と私は思いましたね。
ぼへーっと一日の終わりに、すいた映画館でよくわからない人と一緒によくわからない映画を観る、それでいいんです。そういう映画です。
(2009年11月)