猫が星見た

映画の感想

王の運命―歴史を変えた八日間―

18世紀の朝鮮王朝を舞台に、時の国王・英祖が息子の思悼世子を米びつに閉じ込め絶命させたという有名な逸話“米びつ事件(壬午士禍)”を映画化した歴史ドラマ。出演は「観相師-かんそうし-」のソン・ガンホ、「ベテラン」のユ・アイン、「マイ・リトル・ブライド」のムン・グニョン。監督は「ソウォン/願い」のイ・ジュニク。朝鮮第21代国王・英祖は40歳を過ぎてから生まれた息子・思悼世子を立派な世継ぎに育てるべく、熱心に学問を学ばせる。しかし英祖の期待とは裏腹に、思悼世子は芸術と武術を好む自由奔放な青年へと成長していく。2人のあいだに生じた溝は徐々に深まり、やがてその確執は取り返しのつかない悲劇を招いてしまう。

全く目新しい内容ではないが、演技のうまさと丁寧な演出によって、かなり見ごたえのある作品になっていると思う。
私は珍しく最初から最後までのめりこむように見てしまったが、ネットでは全然レビューがない!のでびっくりした。
過去と現在の絡ませ方も見やすいし、ストーリー展開にも無理がない。権力と父子の愛憎というありがちな内容だけれども、ひとシーンひとシーンじっくり見せてくれるので、カタルシスも得られて、はぁー映画見た〜という感じ。