猫が星見た

映画の感想

ユーリー・ノルシュテイン傑作選(Masterpieces of Yuri Norstein)

ロシアのアニメーション作家ユーリー・ノルシュテインの傑作選。切り絵で表現された数々の名作がHD画質で蘇る。

収録作品:「25日・最初の日」「ケルジェネツの戦い」「キツネとウサギ」「アオサギとツル」「霧の中のハリネズミ」「話の話」

政治的な感想は抜きにして・・・

 

光と陰の表現が素晴らしい。あと水の表現も。この表現どうやってるんだろう、と思う箇所ばかり。映像をやっている人にとっても、絵をやっている人にとっても、何かしらインスピレーションを与えてくれる映画だと思う。芸術において先人は極めて偉大だなと思います。人間の脳みそと感性を振り絞って人生を賭けて作品をつくっているから。何回も観たい映画。

しかしレンタル屋を何軒も回ったり遠くの映画館に行ったりDVD-BOXとか買わなくてもアマプラでこういう作品が観れるというのは自分にとっては天国です。こんな時代なので話はセンシティブに感じる方も多いだろう。でも必見。