猫が星見た

映画の感想

コンテイジョン(Contagion)

香港から戻ったベスは風邪症状ののち痙攣を起こし死亡。その息子も同じ症状を起こす。謎の感染症は全世界で発症者が続出し、CDC(疾病予防管理センター)の調査が始まるが・・・

2011年の映画みたいですね。結構前の映画ですが、まさしくここ数年のことと似たことのように思います。ただ現実はまともになるまで3年もかかりましたけどね。

あと劇中では原因は動物からの感染なんですけど、現実はそんなことではなかったですよね。映画はどう頑張ってもファンタジー、現実の方がよっぽどひどいというか容赦ない残酷さがあることが分かりました。

人の不幸で儲ける奴がいる、保身だけの偽善者もいる、職務に邁進する人もいる。

純粋に正義感が強かったケイト・ウィンスレットのラストシーンの献身さとケイトを助けることができなかった上司であるチーヴァー博士の偽善、本当に胸糞悪かったです。監督的にはそんなつもりはなくても、私的には陰謀論を信じるがために人々を騙して混乱を招き荒稼ぎするジュード・ロウよりよっぽど胸糞でした。

105分で端的にまとまっていてまあ良くできている話と思いましたけど、コロナ後に観てしまうとう〜んという気持ちですね。アメリカの製薬会社、たっぷり儲けたんだろうなあ。