猫が星見た

映画の感想

ふたつの恋と砂時計(Daddy-Long-Legs)

なんだよーまた難病ものかよーぶーぶー。なんとなく「イルマーレ」とか「リメンバー・ミー」とかの時空超越恋愛の類を予想してたのによー。最近韓流の引きが弱いなあ。
韓流でお涙病気ラブストーリーはもうおなか破裂寸前なんだけど、それでも感情移入して泣ければ全然問題無なんだ、私としては。どんなにベタでも泣かせる映画ってのはパワーがあるってことだからなあ。パワーのある映画は好きだ。でもこの映画は泣ける以前の、ここお涙頂戴シーンだなとすら感じない変な作りなのでどうにもこうにもしまりが悪い。別に難病エッセンス入れんでも普通の純粋なラブストーリーでよかったんじゃないかー……といっても主役2人が地味すぎてそれもつまらなそうだな、うん。制作陣もそう思ったからややこしくもう一つの恋のエピソードを無駄に複雑に絡ませて、最後は病気オチで締めてみたんだろう。しかし締まるどころか逆に散漫になって観終わった後色々な矛盾点に突っ込む気にもならないどうでもいい気持ちにさせるので悲しい。話ひねるよりキャラクターひねった方がよかったんでないかね。このコン・ジョンシク監督って新人なわりにパッションがなさすぎるのではないだろうか。ヨン・ジョンフンはまだしも、ハ・ジウォンのパッとしなさぶりにも驚いた。
(2007年9月4日・WOWOWで)

ふたつの恋と砂時計 [DVD]

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