ドキュメンタリー「エトワール」でパリ・オペラ座の世界をカメラに収めたニルス・タヴェルニエ監督が、そのパリ・オペラ座のトップ・ダンサーたちを贅沢に起用し撮り上げた幻想的な劇映画。そこは踊りを禁じられた王国。ところが王女オーロラは誰よりも踊りが好きだった。そんな娘に頭を痛める王。やがて王国は財政難で危機に陥る。王は、オーロラ姫を金持ちの国の王子に嫁がせるしか道はないと、婚約者を見つけるための舞踏会を開くことを決断する。しかしオーロラ姫は、見合いの肖像画を描くため宮廷に呼ばれた画家の青年に恋してしまう。
果たしてこの映画はバレエ(踊り)の素晴らしさを魅せているのかな?
確かにふんだんにダンスシーンがあるんだけど、圧倒されるようなものはない。綺麗だけど、軽くて印象が薄い。あと、オーロラが画家に対して踊りをみせるところが、動物の求愛ダンスにしか見えなくてちょっとひきました。
ストーリーが童話的なだけに、踊りも幻想的すぎて、踊りに人間の(生身の)力強さみたいなものを見出したい私にとってはいまいちな映画でした。
(200810月22日・WOWOWで)
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